平成20年3月9日(日)春の到来にふさわしい晴天下、第64回装道大学講座が名古屋の中電ホールにて開催されました。
講演内容は、装道礼法きもの学院 学長の山中典士会長はテーマ「和装の叡智が示す21世紀の未来像」のレクチュアーと講義。 イギリスの歴史学者のアーノルド・トインビー博士のメッセージから、「21世紀は精神文化を尊ぶ日本に期待を寄せている。」  東西文明研究家のトレバー・レゲット氏のメッセージについては、日本の「道」(ドウ)という文化に触れ、「道」とは人類共通の原点を持ち備える。 「日本人は伝統文化にもっと自信を示し、恥ずかしがって世界貢献をしないのは残念でならない。」  “よく生きる。美しく生きる”こと。ソクラテスの格言から紹介。それは、美しさを継続する喜びを周囲に与える、「礼法」の尊敬から生まれると
   

装道の目指す「徳育教育」について、品格を高め周囲の人々を感化して、喜びの人生と美しい社会を創造しゆくと。  さらに、装道きもの文化使節団が歴訪100カ国を迎え、今までにお会いしたモナコのフレース王妃、ペルーのロサ・モラレス大統領や多数の首脳からのきものと装道への熱いメッセージを紹介。 礼法講座では可児瑠美子先生の「包みと結びー風呂四季文化考」、 着装講座では小島千鶴先生の「先人達に学ぶ装いの表情〜心を形に〜」を。 特別講座ではNPO法人 江戸しぐさ理事長の越川禮子先生が「いきで素敵な江戸しぐさ」でを講演されました。 
 
 
     
 

装道礼法きもの学院

 

「包みと結びー風呂四季文化考」   

日本人は昔から独特の包む文化・結びの文化を有しています。   風呂敷は、包むことによって一枚の布が平面から立体に形作られ、又結ぶことによってそこに新しい価値が生み出されます。  如何なる形のものでも融通無碍(ゆうずうむげ)に包むという、柔軟性・自在性を持ちそなえ、その過程には、「美の心」「いつくしむ心」があります。一枚の方形の布を包む・結ぶことを通してそこに生まれる「愛・美・礼・和」の心について学習しました。     

名古屋校礼法科
可児瑠美子先生 
 

 

 

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「日常における風呂敷の包み方。(1)」     ラケット・シューズなどのスポーツ用品を包みます。         

 

「日常における風呂敷の包み方。(2)」      それぞれにふさわしい風呂敷で創意工夫。

 

「日常における風呂敷の包み方。(3)」   「日常における風呂敷の包み方。(4)」      一升瓶・ワイン・大きな箱・小さな箱・筒状の長いものなど風呂敷の包み方。
包む物の形が美しく表現されるように考えます。  

「プレゼントに風呂敷で親しみをこめて。」   果物やお花などのプレゼントにも風呂敷ごと差し上げては?         

 

     「訪問の玄関先では。」            
訪問着には玄関先で美しく身を包んでいた   コートを美しく脱ぎます。

「贈答儀礼の場での包み。」             贈答儀礼としての風呂敷の扱い方や進物盆の受け渡しです。

 

「装道礼法の歌」の調べにのせて。      
最後に美しい歌の調べにのせて、風呂敷を使っての美しい動作をお見せしました。
 
   
 
   
         
     
 

「先人達に学ぶ装いの表情〜心を形に〜」   

江戸時代、公家や武家の女性達は心の内面をどの様に装いに  表現したのでしょうか。公家らしさと武家らしさ、その心身一体と  なった着装の表情について学習しました。     

装道礼法きもの学院    名古屋校着装科       小島千鶴先生                

  

 

 

 

 

 

 

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     「江戸時代の装い。(1)」      

    「江戸時代の装い。(2)」     
武家女性の打掛姿。             公家・武家女性の夏の平常の装い。
現代の花嫁衣裳の原型の装いです。
      「江戸時代の装い。(3)」           「江戸時代の装い。(4)」
提帯(さげおび)、附帯(つけおび)の帯結びの実演中。      武家女性の夏の礼装・腰巻姿。
結び上がった帯結びに小袖の袖を通し、  腰巻姿が出来上がります。  
 
 
 

「現代の装い。(1)」    

  「現代の装い。(2)」
名古屋帯・袋帯を使って変わり帯結びの 実演中。 訪問着・小袖・紬(つむぎ)のきものに、
装う人・装う場所に合わせた帯結びの出来上がりです。
   
「現代の装い。(3)」 「フィナーレ」
紬(つむぎ)のきものにそれぞれの表情を表現した変わり太鼓を結びました。 “装い”は良さを添えておおうことです。日本の伝統文化である“きものの装い”を次世代に正しく伝えて参りたいものです。
   
 

 

 

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第63回装道大学講座

   
   
 

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